頭の周囲にツバがついた帽子の総称。天井が中に折れているソフトハットは男性用に限らず、女性の帽子にも多いです。「キャペリン」というツバ広ハットや「クロシェ」というツバの小さなハットがそれ。夏のは麦わらもハットといえます。
前ツバのついた帽子の総称で、オーソドックスなところでは、ベースボールキャップ。他には天井が平らなワークキャップ、マリンキャップが有名。ハンチングやトップにゆとりを持たせた、最近人気の「キャスケット」もこの仲間です。
夏の主役の麦わら帽。一見同じように見えても、麦わらと呼ばれる帽子には3種類の素材があります。麦わらを編んだストローハット。大きなヤシの樹の繊維を編んだ「ラフィア帽」。そして、パナマ草やトキヤ草を編んだパナマ帽の3種類です。
最近はワッチやビーニーと呼ばれることが多いニット帽。防寒用だけでなくファッション小物として男性にも人気で、1年中愛用する人も珍しくないです。デザインも豊富で、ツバ付きでキャップ風のもの、後ろにたるみを持たせたものなど様々。
メジャーで額(髪の毛の生え際)から、後頭部の一番出ているところより少し下を通り、指を1、2本はさんだ数字が 帽子のサイズになります。
A:天井
B:高さ(クラウン)
C:ツバ(ブリム)
Sサイズ |
Mサイズ |
Lサイズ |
XLサイズ |
54-55センチ | 56-57センチ | 58-59センチ | 60-62センチ |
「パリのおしゃれな女性は、自分の頭より少し大きいサイズの帽子をかぶるんだよ」
数年前、大好きな帽子デザイナー、ジル・フランソワが教えてくれました。
その時、わたしがかぶっていたのはブカブカの帽子でした。
大きすぎることを気にして、少し斜めに傾け、思い切りカッコつけてかぶっていたのです。
それをジルは「キミは僕の帽子がぴったりだ」と褒めてくれました。
そこで、わたしの自論!
「お気に入りの帽子を見つけたら、とりあえず試してみよう」
「自分が気にするほど、人は見ていない。とりあえずかぶってみよう」
※但し、頭の大きいことを気にしているなら、小さいサイズの帽子は選ばないこと。
デザインだけでなく、素材もあまりフィットするものは避けた方が良いです。
デニム風の麻のハット
表地は麻、裏はカラフルなストロー素材のリバーシブルハット。カジュアルにその日のファッションに合わせて、両面楽しみます。
麻100%のモダンハット
日傘を持たない人は、このくらい大きなツバの「キャペリン」がおススメ。サングラスと合わせれば、気分はハリウッド女優。
ウールのサイドリボン
2枚のツバをサイドで結んだ「クロシェ」。サイドにアクセントがあるので、どんなかぶり方をしてもおしゃれに見えます。
ファー使いのトーク帽
トップはカッティングしたキルティング生地で、間から別のファーが覗いています。トーク帽は食事中も脱がなくて大丈夫です。
※麻やストロー、ウール、ファーなど、様々な素材の帽子です。汗をかくシーズンには事前におでこ部分に汗取りテープやシールを貼ります。自宅で洗うのが難しいおしゃれ帽子は、クリーニングに出すことが長持ちの秘訣です。